大八木氏 脅迫容疑で書類送検
学校法人芦屋学園(兵庫県芦屋市)が運営する中高一貫校の元教頭の60代男性を脅迫したとして、芦屋署が脅迫の疑いで、ラグビー元日本代表で同学園の大八木淳史理事長(54)を書類送検していたことが27日、芦屋署への取材で分かった。芦屋署は同日までに大八木理事長への名誉毀損(きそん)容疑で元教頭も書類送検。いずれも15日付。
大八木理事長の送検容疑は、中高一貫校「芦屋学園中学・高校」の生徒を通わせている外部委託の学習塾に対し、学園が毎年約3千万円を支出していることについて、昨年5月に元教頭が「不透明だ」と指摘した際、「理事長には絶対の権力がある。ちょっとでも不利益を与えたら、とんでもないことになる」などと発言し脅した疑い。
大八木理事長は中高一貫校の校長や、学習塾の理事も兼務。元教頭はその後解任され、学校法人が運営する大学・短大の図書館事務長に異動となった。
元教頭と大八木理事長はそれぞれ今年8月に刑事告訴していた。