「必殺仕事人」に山本美月が“見参”
モデルで女優の山本美月(24)が少年隊・東山紀之(49)主演のテレビ朝日系スペシャル時代劇「必殺仕事人2015」(11月29日放送、後9・00)に仕事人役で初出演することが30日、分かった。琴の爪が武器の仕事人“泣きぼくろのお宮”役で声を出すことができない難役に挑戦。無頼な仕事人「瓦屋の陣八郎」役で仕事人に初挑戦する俳優・遠藤憲一(54)の妻役として夫婦仕事人を熱演する。
必殺仕事人シリーズに初参戦した山本は「時代劇が好きな祖父が喜ぶ!」と声を弾ませた。
役柄は琴の爪を武器に俊敏な動きで相手を掻っ切るクールな仕事人。鏨(たがね)を武器にした遠藤演じる風来坊・陣八郎の妻で、幼い頃に住んでいた村が山賊に襲われ、一人生き残ったショックから声が出せない難しい役どころだ。
「必殺シリーズ」の女性仕事人といえば、故・山田五十鈴さん、女優・市原悦子(79)、歌手・和田アキ子(65)らが登場した。
自身2度目の時代劇出演で、シリーズの歴史に加わった山本は「一点集中して演じましたが、どう映っているのか…正直なところ想像がつきません」と笑う。声なき芝居には「基本は目の演技。時代劇ならではの所作の中で顔や体の動きも連動させるのは難しかった」と振り返った。
今年2~3月に行われた京都・太秦での撮影は、初体験で分からないことが多かったというが、引っ張ってくれたのは夫役の遠藤だった。山本は「遠藤さんあってのお宮!」と感謝し、遠藤は「画面を通してかわいい子だなと思っていたのですが、いきなり夫婦役…。時代劇だからありえることなのでラッキー」と年の離れた妻にデレデレだった。