少年隊の東山紀之（４９）が１５日、京都・大覚寺で、テレビ朝日系主演スペシャル時代劇「必殺仕事人　２０１５」（２９日放送、後９・００）の会見を、ＴＯＫＩＯ・松岡昌宏（３８）、Ｈｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰ・知念侑李（２１）と共に行った。仕事人シリーズのロケで使われたゆかりの地に立った東山は、故藤田まことさんがけん引してきたシリーズを継承し、“生涯仕事人”を演じることを誓った。

　普段は立ち入ることのできない大覚寺庭園内の石舞台に和装姿の３人が、さっそうと姿を現した。１２００年の歴史を誇る大覚寺でドラマの会見が行われるのは初。東山は「３人で立てるのは喜びがある」と感慨深げに語った。

　仕事人シリーズの撮影舞台として度々登場する場所で精進料理もほおばり、仕事人への思いを深めた。２００７年から特別ドラマとして仕事人を担ってきた東山は「丸８年やってます。１０年、２０年と引き継いで行きたい」と気持ちを新たにした。

　中村主水役でシリーズをけん引し、時代を築いた藤田さんからは、共演にあたって「長続きする秘けつはギャラを上げないことだ」とユーモアたっぷりに教えられたという。「僕は忠実に守っている」と冗談交じりに語ったが、撮影中の楽屋には主水演じる藤田さんの写真を飾り、天国の藤田さんへ「ちゃんと僕らが引き継いでいます」と報告することも忘れなかった。

　次世代の台頭にも期待する。１４年から参戦した知念は「（自分が）先輩の立場で（後輩を）迎えられるようになるまで、この作品に関われたら」と意欲。東山は「（先輩２人が）隠居してんじゃん」といじったが、「次世代として引き継いでくれると期待もしております」と将来にも目を向けていた。