歌手の小林幸子（６１）が１８日、東京・神田錦町の東京電機大学跡地で映画「ハンガー・ゲーム　ＦＩＮＡＬ：レボリューション」（２０日公開）の公開記念イベントに参加。爆発音とともに炎が上がる大掛かりな演出に、驚いた人が通報し、１０人以上の警察官が出動する事態となった。

　日が暮れた都心の空き地で爆発音が響き、火柱が上がった。先日、仏・パリでは大規模なテロが発生したばかり。不安に思う人がいても不思議ではない。通報によって駆け付けた警察には、関係者が事前に許可を得ていた書類などを見せて対応したという。

　関係者によると爆音や炎の演出には火薬とガスを使用、入念なリハーサルで安全面には配慮がなされ、けが人などはいなかった。炎の近くで必死にイベントをこなした小林は「炎が上がって、熱かったですね」と興奮気味に話した。

　警視庁神田署は「現場直近のここでも、相当な爆発音がして通報があったので出動した。事前に必要な届けは出ており、消防の立ち合いのもとで行われていたことも確認した」と不問に付す方針という。