フジテレビ系「テラスハウス」に出演していたアーティスト（写真家・音楽家）の今井洋介（いまい・ようすけ）さんが２３日に心筋梗塞で死去していたことを２８日、所属事務所が公式サイトなどで公表した。３１歳。神奈川県出身。葬儀は故人および遺族の意志により、２５日に近親者のみで行った。関係者によると、死亡推定時刻は２３日午後１時頃で、神奈川・鎌倉の自宅で亡くなっているのを母親が発見した。訃報を受け、「テラハ」メンバーは悲しみにくれた。

　テラハメンバーの住岡梨奈（２５）はこの日、今井さんが亡くなる前日の２２日、今井さんがＤＪを担当するＦＭラジオ番組の生放送中と放送終了後にやり取りしたことをブログで明かした。突然すぎる死だった。

　テラハメンバーに悲報が伝えられたのは、２５日の密葬が終わってから。所属事務所によると、遺族側の「そっと荼毘（だび）にふしてあげたい」との意向があり、茅ヶ崎市内で開催されていた今井さんの写真展が２７日で終了したのを受けてこの日、公表した。

　今井さんはリアリティーショーとして人気を博した「テラスハウス」に２０１３年７月から１４年３月まで出演し、「ようさん」の愛称で存在感を発揮。メンバーがこの日「歳が１０個も下の僕を友達と呼び、いつでも同じ目線に立ってくれました」（菅谷哲也）「毎日欠かさず声をかけてくれた。朝まで悩みを聞いてくれたこともありました」（ｃｈａｙ）と振り返ったように、優しい人柄だった。

　その後も写真、音楽、ラジオパーソナリティーなど幅広い活動を展開。今年８月にはイベントでメンバーと再会していた。

　筧美和子（２１）は、亡くなったアーティストの話をした時に今井さんが「こんな素敵な詞を書ける人はとっても心が素敵な人間だ。そういう人は神様にも必要とされるから、神様が迎えに来る」と語ったことを回想。

　テラハ出演の前も後も公私で親交が深かった湯川正人（２３）は「一生大好きです。愛してるよブラザー」と、あまりにも早く神に召された“ブラザー”にメッセージを送った。