スター・ウォーズ ついにベール脱ぐ!
人気シリーズの10年ぶり新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が18日、午後6時30分から全国一斉に公開される。
徹底した秘密主義で物語はいまだ多くが謎に包まれており、期待は高まる一方だ。東京・TOHOシネマズ六本木は全9スクリーンで同作を上映するなど、日本の4分の1のスクリーンが“ジャック”されると予想する関係者もおり、ブーム再燃の可能性は高い。
ついに新スター・ウォーズ(SW)がベールを脱ぐ。公開規模は配給するディズニーの方針で370館と劇場数しか明かされないが、日本中を席巻することは間違いない。スクリーン数は、日本で公開された映画史上最大規模となる800~900とも予想されており、半数以上のスクリーンをSWに割くシネコンがほとんどだ。
TOHOシネマズが一部劇場で料金を200円値上げすることを発表して物議を醸したが、対象となるTOHOシネマズ六本木では初日に全9スクリーンを“ジャック”する。TOHOシネマズ新宿は19日だけで8スクリーン、計52回と異例とも言える上映数を予定。稼働する座席や風、匂いなどの体験が売りの4D上映や大型スクリーンと特別な音響を備えたIMAXなど“鑑賞プラスα”な上映もSW一色となる。
05年公開の前作「エピソード3/シスの復讐」は興収91・7億円。当時は3D上映すら今ほど普及しておらず、事実上、今作が単価の高い体感型のスクリーンが一般的化し初のSW。2Dで見た後に3D、4Dで、といったリピーターも予想され、どこまで興収を伸ばすかにも注目が集まる。
舞台は1983年に公開されたエピソード6の30年後。ハン・ソロ役のハリソン・フォード(73)やルーク役のマーク・ハミル(64)ら、オリジナル3部作の俳優陣が復帰することでも話題だ。すでに海外では公開されているが、徹底して物語を秘密にしている点もファンの飢餓感をあおっている。