女優・黒木華（２５）の単独初主演映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」が、邦画実写作品では初めてアジアで先行公開されることが２３日、分かった。来年３月２６日の日本公開に先駆け、同月中旬から韓国、香港、台湾で順次、封切られる。

　背景にあるのは岩井俊二監督（５２）のアジアでの人気だ。特に韓国では１９９９年に「Ｌｏｖｅ　Ｌｅｔｔｅｒ」が公開され、動員１４０万人のヒットを記録。中山美穂（４５）のセリフ「お元気ですか？」が大流行した。今月１０～２０日には特集上映がソウルで開催され、岩井監督も現地で熱狂的に迎えられた。

　映画は、ＳＮＳで知り合った男性と結婚した主人公があるウソをきっかけに転落、困難を乗り越えていく様を描く。岩井監督は来年２～３月に韓国、香港、台湾をキャンペーンで訪問予定だ。