猪木議員、同志・古舘氏にエール
フリーアナウンサーの古舘伊知郎(61)が、メーンキャスターを務めるテレビ朝日の報道番組「報道ステーション」(月~金曜、後9・54)を来年3月いっぱいで降板すると24日、同局から発表された。
1980年代、古舘とテレビ朝日系「ワールドプロレスリング」でプロレスブームを巻き起こしたアントニオ猪木参議院議員(72)はこの日、デイリースポーツの取材に応じ、古舘をねぎらった。
「報道ステーション」を「時間があれば見ていた」という猪木は、歯に衣(きぬ)着せぬ政権批判を続けてきた古舘の姿勢を「本当にいい報道をされていたと思う」と高く評価した。
その上で「番組の中に縛られている部分、自分らしさを出せなかった部分もあると思う。われわれ古舘ファンからすれば、古舘節がもっともっと表に出てもらいたいと思うこともあった」と指摘。
「一つの大きな役割を背負っていると思う。日本のあるべき姿にメスを入れてもらうような。年齢からすれば、まだこれから大きなことをやれるトシだ」と激励した。
また「政治家になるんじゃないか?これだけ勉強して、政局を批判して受けていたということは(資質は)十分ある」と期待。両雄の国会での再合体もあるかもしれない。