女優の若尾文子（８２）が２６日、東京・角川シネマ新宿で「若尾文子映画祭」アンコール上映の初日舞台あいさつを行った。「－映画祭」は今年６月２７日から８月１４日まで同所で行われ、若尾出演の６０本を上映。全国でも展開され、上映１０館でトータル興収３５００万円を記録し、アンコール開催となった。

　夏にも開幕日に約半世紀ぶりに舞台あいさつを行った若尾は、この日も白地の着物に身を包み、６２年公開の「しとやかな獣」（川島雄三監督）上映後、登壇。「私は１６０本の映画に出ていますけど、１番アレ（しとやかな獣）が難しかった。自分らしくない役だったんです」と振り返った。また、映画出演のオファーを断っていたことも明かした。

　今回のアンコールでは、１月１５日まで同所で３８本が上映される。