嵐 総観客動員数1000万人を突破
嵐の5大ドームツアーファイナルとなる東京ドーム公演が27日、千秋楽を迎えた。高い人気を保ち続ける5人は、24日の同所公演で単独コンサート総観客動員数1000万人を突破。10年に初公演から19年で達成した先輩グループ・SMAPに続く国内アーティスト史上2組目の快挙で、デビューから17年目での到達は史上最速となった。金字塔を打ち立てた嵐は、来年4月から9年ぶりのアリーナ公演を開催することをサプライズ発表した。
嵐だからこそ見える圧巻の光景が広がった。5万5000人が手にした、無線技術を使い色をコントロールできるペンライトが揺れた。4年連続7度目の5大ドームツアーファイナルも文句なしの超満員。24日に次元の違う1000万人動員をクリアしたパワーを見せつけた。2組目の快挙達成に松本潤(32)は「想像つかない。ここまでやってきた結果が大台を突破。すごい」と17年目での到達に驚いた。
99年にデビューした5人は、00年4月のファーストコンサートで、大阪城ホールと横浜アリーナの計6公演9万人動員から記録の一歩を踏み出した。櫻井翔(33)は「満員でないこともあった」というが、人気を着実にアップさせながら毎年ツアーを重ねた。08年に5大ドームツアーや東京・国立競技場公演を達成。記録はこの日で1016万3000人まで伸びた。
来年はあえて趣向を変える。大きな会場でファンを魅了してきた5人は、より緊密な触れあいを求め、07年以来、9年ぶりのアリーナ公演の旅に出る。17公演で約17万人動員予定と発表されたツアーについて、櫻井は「30歳を超えて2回公演も挑戦。張り切ってやりたい。世の30代に夢を」とパワフルショーを約束した。
この日のライブは少年隊・東山紀之(49)がサプライズ出演。少年隊のデビュー曲「仮面舞踏会」に収録され、嵐がカバーした「日本よいとこ摩訶不思議」をコラボ唱した。さらに、ヒット曲の連続で熱気に包まれる中、約80万人動員のツアーを完全走破した。動員1000万人も通過点ながら、感謝の気持ちは忘れない。ファンの愛に支えられた嵐が、16年も進撃を続ける。
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