SMAP稲垣無言…ファンは諦めん!
グループ消滅の危機に陥っているSMAPの稲垣吾郎(42)が15日、主演ミュージカル「恋と音楽 FINAL~時間劇場の奇跡~」(2月13日~3月8日、東京・パルコ劇場)の稽古を都内で行ったが、デイリースポーツなどの取材に無言を貫いた。また、この日発表された14日付のオリコンシングルデイリーランキングで、SMAPの曲がトップ100に8曲ランクイン。“購買運動”が起こっている「世界に一つだけの花」は13日付の100位圏外から9位に入った。
稲垣が胸の内を明かすことはなかった。ジャニーズ事務所に残留を決めた木村拓哉(43)と一線を画し、育ての親である女性チーフマネジャーの退社に中居正広(43)、草なぎ剛(41)、香取慎吾(38)とともに同調。退社・独立を選んだものの、後ろ盾に興味を示した大手プロダクションなどが手を引き、行き場を失っている状況にも無言を貫いた。
午後1時前、事務所スタッフが運転する車で稽古場入り。稲垣は濃紺のコート、グレーのインナーに、共に黒のパンツとスニーカーを合わせ、黒のトートバッグを手にしたシックなコーディネートで現れた。デイリースポーツ記者などから「真相はどうなっているのでしょうか?」などと矢継ぎ早の質問が飛んだが、終始ノーコメント。サングラス姿で表情の変化も読み取れなかった。
浮上した解散を阻止するべく、SMAPを思うファンの熱は日増しに高まっている。この日発表されたオリコンの14日付シングルデイリーランキングでは、トップ100にSMAPの楽曲が8曲。前日は1曲しか入っておらず、解散騒動の余波が明確に現れた。
トップ10には2曲。昨年発売の最新曲「Otherside」は、前日の32位から4位に上昇。そして、ツイッター上で解散阻止を熱望するファンの“購買運動”が起こっている「世界に一つだけの花」は、100位圏外から一気に9位にランクインした。
「世界に-」は03年3月発売で、累計売り上げは約260万枚とSMAP最大のヒット曲。週間チャートでのトップ10入りは04年2月9日付(10位)、トップ100入りも05年2月7日付(96位)が最後だったが、1日で約300枚を売り上げ、異例の急上昇を果たした。また、92年の「負けるなBaby!~Never give up~」が94位に登場。ファンの“あきらめない”思いはかなうのか-。