“職人”吉田羊 架純と“母娘2冠”
東京映画記者会(デイリースポーツなど在京7紙で構成)が制定する「第58回ブルーリボン賞」が、26日までに決定し、吉田羊(年齢非公表)が「ビリギャル」などで助演女優賞に輝いた。同作などで主演女優賞を獲得した有村架純(22)の母親役を好演し、“母娘受賞”となった。
吉田は映画賞の中でも、ブルーリボン賞を受賞したかったという。「歴史ある賞ですし、本当に映画が好きでご覧になっている方が選んでくださる賞だと思っていたので」と喜びを表した。
実話が元の「ビリギャル」では、モデルとなった母親に会うため名古屋の自宅を訪問。「ご本人の話し方、声のトーン…、この人から得られるものは全部吸収して盗みたいと思って」と、徹底的に役作りにいそしんだ。
「助演」へのこだわりについては「主演肌ではないと思っているので…。主演の方を何とかもり立てたい、その人に必要とされたい、役に立ちたいという気持ちで現場に立っている方が楽しいんです」と笑顔。下積みを続けて花を咲かせた“職人”としての誇りをのぞかせた。