モー娘。鈴木香音が卒業、芸能界引退へ
アイドルグループ、モーニング娘。’16の鈴木香音(17)が7日、大阪市内で行われたCD購入者発売記念イベントで、3月12日に始まる今春の全国ツアーを最後にグループを卒業、芸能界引退することを発表した。グループの公式HPでも鈴木のメッセージが掲載されている。
今後は、福祉に関わる仕事に従事することを希望しており、昨年から「そのために勉強していきたい」と所属事務所に卒業の意向を申し出て、話し合いをしてきたという。モー娘。では鈴木の同期の鞘師里保(17)も、昨年大みそかで卒業したばかり。グループ一の“愛されキャラ”の旅立ちは、ファンに衝撃を与えそうだ。
鈴木はHPに掲げたメッセージで「昨年から将来について真剣に向き合うようになり、幼い頃から『人の役に立ちたい』と思っていたこともあり、自分はこの先何ができるんだろう?考えました」「これからはまた別の形で人の手助けをしたい、その人に笑顔になってもらいたい、幸せになってもらいたいと強く感じるようになりました。そしてその第一歩とし『福祉に関わるお仕事をしたい』という夢に向かうことを決めました」とつづっている。
さらに具体的に新たな夢を描いたきっかけが、グループが以前から取り組んでいる「SATOYAMA SATOUMI movement」のイベントであることを明らかにし「イベントを通じて触れ合う人たちの笑顔はとても素敵で、自分もこういう仕事ができたらいいな、と徐々に思うようになりました」と吐露している。
鈴木は愛知県生まれ。2011年にオーディションをへて第9期メンバーに選ばれグループに加入した。ポッチャリ体形と、それを隠すことなく話す「NGなしアイドル」として人気になった。特に海外ではファンが多く、14年に行った米ニューヨーク公演では一番の声援を集めた。
その後、15年にはシングル「Oh my wish!」では初めてセンターを担当。その際に10キロ以上のダイエットしたことも話題を集めた。
なお、HPではコンサートツアーのスケジュールは5月22日の大阪・NHK大阪ホール公演までが発表されているが、関係者は「この日が千秋楽で、卒業の日とは決まっていない」と話している。