徹平&春馬 人気ミュージカルでW主演
2013年度の“演劇のアカデミー賞”トニー賞で最多13部門にノミネートされたブロードウェーの大人気ミュージカル「キンキーブーツ」が日本初上陸し、俳優の小池徹平(30)と三浦春馬(25)がダブル主演することが8日、分かった。
小池が老舗靴工場のオーナー・チャーリー、三浦がドラァグクイーン(女装した同性愛者の男性)のローラに扮(ふん)し、初共演する。日本版は岸谷五朗(51)が演出協力し、上演台本を担当。豪華メンバーで世界的名作を再現する。
トニー賞を総なめにした伝説の舞台が、ついに日本にやってくる。
キンキーブーツとは「男性用の女王様ブーツ」のこと。倒産寸前の高級紳士靴工場を舞台に、オーナーのチャーリー(小池)と、ひょんなことで知り合うドラァグクイーンのローラ(三浦)がキンキーブーツ開発で工場を再生していく物語。ブロードウェー版も手がけた川名康浩プロデューサーが2人を抜てきした。
音楽・演出・振付は本国のものが直輸入され、三浦は金髪&ボディコン衣装など妖艶に変身する。出演決定後には、米ニューヨークで劇中曲を作詞作曲した米歌手シンディ・ローパー(62)から直接アドバイスをもらい、ローパーのボイストレーナーによるレッスンを受けたという。
13年夏の初演時に現地で観劇した三浦は「強く憧れた役を演じることができ、とても嬉しく思います。と同時に大きなプレッシャーも感じてきていますが、自分が本国で包まれた感動を少しでもお客さまに受け渡せるよう努力していきます」と燃えている。
高い歌唱力に定評がある小池は「新たなる自分の発見、そして進化できるように頑張りたい」と意気込んでいる。日本版は7月21日~8月6日まで東京・新国立劇場 中劇場、8月13日~22日まで大阪・オリックス劇場で上演。10月からはブロードウェー版の来日公演も予定されており、日本における“キンキーブーツ元年”はにぎやかなものとなりそうだ。