シャーロット 邦画デビュー
昨年放送のNHK連続テレビ小説「マッサン」でヒロインを務めた米女優シャーロット・ケイト・フォックス(30)が、綾瀬はるか(30)主演の映画「高台家(こうだいけ)の人々」(6月4日公開)で邦画デビューすることが10日、分かった。主人公の恋人の祖母で、テレパシー能力を持つ役柄。4月開始の次期朝ドラ「とと姉ちゃん」に出演する大野拓朗(27)と夫婦になる。20代から孫を持つ70代まで、特殊メークで銀幕を彩る。
「高台家の人々」は、口下手な“妄想女子”と人の心が読める“テレパス王子”の恋を描くラブコメディー。「ごくせん」「デカワンコ」などで知られる森本梢子氏の人気漫画が原作となる。
シャーロット演じる高台アンは、綾瀬演じるヒロイン・平野木絵の恋人・高台光正(斎藤工)の祖母。イギリスの伯爵家に生まれた天真らんまんなお嬢様で、光正に隔世遺伝されるテレパシー能力を持つキーパーソンだ。
本国では小規模のインディーズ映画を2013年に撮影しているシャーロットだが、日本映画へは初出演。西原恵プロデューサーが「シャーロットさんの明るく、前向きで何よりチャーミングな姿に重なりました。まさに原作で見たアンそのもの」と、ハマり役としてオファーした。
20代から70代まで幅広い年齢を演じ、老ける特殊メークにも挑戦。昨年11月に極寒の福島ロケを乗り越えたシャーロットは「綾瀬さんは妖精の様に美しく、とてもスウィートな方でした。英語でたくさん話しかけてくれて『お食事へ行こう!』と誘っていただき、とてもうれしかったです」と喜んでいる。
高台茂正を演じる大野との“朝ドラ夫婦”にも注目。英国留学中の茂正と恋に落ち、日本にやってくるという、どこか「マッサン」にも通じる設定で、西原氏は「朝ドラに負けない理想の夫婦像になっています」。大野も「ステキな役をやらせていただけたことがすごく幸せ」と夫婦役を楽しんだようだ。