西川きよし初期のがん…母の死も明かす
前立腺腫瘍の治療を終えたタレント・西川きよし(69)が20日、土曜レギュラーを務めるMBSラジオ「ありがとう浜村淳です」(月~土曜、前8・00)で仕事復帰した。番組内で西川は、除去した3つの腫瘍に関して、初期の「がん」と診断されていたことを初めて明かした。
放送後、大阪市内で取材に応じた西川は、病名告白について「えっ!?皆さん、てっきりご存知やと…」と目を見開いた。19日の復帰会見で「腫瘍は“良性”でした」と説明したことを問われると、転移はなく、今後は放射線や抗がん剤治療も不要と診断されたため「皆さん(がんと)分かってるやろうし、大げさに言うのもと思って」と、術後良好の意味合いだったとした。
きよしらしい律儀な“修正”となったが、発見当初、医師からは半年後の手術でも大丈夫だと、初期段階であることを告げられるも「その響きが嫌で、聞いてしまったからには」と早期の除去手術を希望。1月20日に手術を受けた。
今後は従来どおりテレビ収録や舞台出演をこなす予定。「今回はダヴィンチいう手術ロボットも見たし、ぎょうさんネタができてメモしてあるんですよ」と意欲満々だった。
また西川は、1月1日に95歳の母が老衰のため亡くなったことを公表。ここ数年は高齢のため入退院が続き、最後は大阪府内の病院で静かに息を引き取ったという。葬儀は1月3日に自宅で親族だけで営まれ、自身の5人きょうだいとその子供、孫ら約50人が参列した。貧しかった幼少時代、働きながら5人の子供を育てる母の背中を見ていた西川は「僕らも新聞配達とかアルバイトして家族一丸で暮らしましてね」と振り返っていた。