三山ひろし 球児に“共闘”呼びかけ

 昨年、シングル「お岩木山」が10万枚超のヒットとなり「NHK紅白歌合戦」に初出場した高知県出身の演歌歌手・三山ひろし(35)が21日、新曲「四万十川」のヒット祈願と凱旋ライブを同県四万十市で行った。

 今季、プロ野球・阪神に復帰した藤川球児投手(35)とは同郷で同い年の三山は「僕が20万枚のヒットで藤川さんは20勝。やるぜよ!」と“共闘”を呼びかけ、ファン1000人の前で熱唱した。

 故郷に錦を飾った三山は四万十川にかかる観光名所、佐田沈下橋でヒットを祈願した。山あいの清流にかかる全長291・6メートルのまっすぐな橋は、増水時には川に沈むように欄干がない。自然の雄大さと厳しさに人生を重ねた新曲のテーマを実感した三山は「四万十川と高知の素晴らしさを全国に伝えたい」と思いを新たにした。

 目標は「2年連続の紅白出場と20万枚のヒット」。意識したのは藤川投手だ。同じ1980年生まれで、藤川投手が生まれた高知市に隣接する南国市育ち。高知商で甲子園に出場した豪腕を「高校時代から『すごいな』と思っていた」という。

 藤川投手が53ホールドで最優秀中継ぎ投手に選ばれ、チームのリーグ優勝に大きく貢献して大ブレークした2005年、三山は歌手という夢を追いかけようやく高知から上京。球界を代表する投手となっていった背番号22は遠ざかるばかりだったが、昨年の紅白初出場で背中が見える位置まで登ってきた。

 「藤川さんの活躍に、僕もファイトが湧いてくる」と三山。「僕は20万枚。藤川さんには20勝してほしい。お互い、こじゃんと頑張るぜよ!」-“土佐っ子同士の共闘”を、堂々と呼びかけた。

 三山はヒット祈願を終えると、同市の不破八幡宮で紅白以降初めての凱旋ライブを行い、超満員1000人のファンに自慢のビタミンボイスを届けた。藤川投手が米大リーグ挑戦をへて昨年、独立リーグの高知ファイティングドッグスでプレーして地元ファンを喜ばせたように、あふれる郷土愛を表現した。

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