川中美幸 母との時間優先で独立へ
デビュー40周年を迎えた演歌歌手の川中美幸(60)が、今年の3月31日をもって19年間所属した事務所「アルデル・ジロー」から独立することが23日、分かった。すでに後援会に向け独立のあいさつ状を発送。今後は個人事務所を立ち上げ活動する。
関係者によると、独立の理由は、川中が90歳になる母・久子さんと過ごす時間を確保するため。久子さんは3年前に心筋梗塞で倒れ、現在も体調が思わしくない。「母親の最期はしっかり見届けたい。事務所のスケジュールに縛られることなく、ある程度、自由に活動できる状態にしたい」と事務所に申し入れ、話し合いを続けていた。
最終的に、事務所側も受け入れ、3月いっぱいの契約を更新しないことで合意。「トラブルもなく円満」という。
常々、「中学の時に歌手になるために上京した自分が今、母と一緒にいないときっと後悔する。一緒にいてあげたい」と話していた川中。今年はデビュー40周年の記念イヤー。多くの計画も白紙にし、母との時間を中心に活動していく。