松方弘樹 脳腫瘍の疑いで休養へ

 俳優の松方弘樹(73)が、脳腫瘍の疑いのため、長期療養および検査が必要となっていることが23日、分かった。所属事務所が発表した。今月13日に体調不良を訴え、現在も都内の病院に入院中。3月から6月まで出演が予定されていたコンサートの降板や、6月に開幕予定だった舞台も中止が発表された。

 松方の所属事務所はこの日、報道各社に「松方弘樹 公演降板ならびに公演中止のお知らせ」と題したファクスを送信。「医師の診断の結果、脳腫瘍の可能性があり、担当医師より長期療養ならびに検査が必要との診断を受けました」と明らかにした。

 このため、3月1日の中野サンプラザから6月8日の札幌市民ホールまで45公演が予定されていた「夢コンサート」を降板。6月開幕を予定していた主演舞台「遠山の金さんと女ねずみ」も中止が発表された。

 関係者によると、松方は今月8日、姫路での「夢コン」に出演。その後、13日に「体に力が入らない」と訴え、インフルエンザの可能性があるとして、かかりつけの病院に入院して検査を受けた。

 だが、原因がはっきりしなかったため、都内の総合病院に転院。脳腫瘍の疑いと診断され、現在も入院して検査を受けている。このため17、18日に出演予定だった「夢コン」も降板。8日の公演が現状では最後の仕事になっている。

 ファクスは「一日も早い復帰に向け、今はひとまず治療に専念させていただきたいと本人は希望しております」とされており、関係者は本紙の取材に「早ければ2、3日後には検査結果がわかるので、その際には改めてご報告します」と回答した。

 すでに古希を越えている松方だが、昨年5月には沖縄・石垣島付近で361キロの巨大マグロを釣り上げて話題となるなど、元気いっぱい。関係者によると「釣りに行っても6時間以上、平気で格闘してましたから」と、健康面での不安はこれまで一切なかったという。また、芸能界きっての酒豪としても知られるが、関係者は「最近は昔ほど飲むことはなかった」と話した。

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