やっくんを桜でしのぶ 来月25日植樹
2013年に37歳の若さで交通事故死したタレントの桜塚やっくんさんをしのぶ桜の植樹が3月25日に山口県美祢市の「美祢さくら公園」で行われることを、「桜の木プロジェクト」を進めていた桜塚さんの友人でタレントの岸田健作(37)、バンド「Dear Loving」のMASAが25日、それぞれのブログで報告した。
桜塚さんは13年10月5日、ボーカルを担当していたバンド「美女♂menZ」のコンサートのためメンバーらと熊本に向かう途中、美祢市の中国自動車道で単独事故を起こし、車外に出たところを後続車にはねられて心臓破裂のため亡くなった。
「桜の木-」は、桜塚さん終焉(しゅうえん)の地となった美祢市に桜の木を植えようというプロジェクトで、14年8月にスタート。関係者によれば、美祢市長にも相談して市の協力を仰ぎ、桜の管理を引き受けてもらったという。美祢市の市の花も桜だ。
MASAのブログによれば、昨年4月で募金総額が29万6493円に達し、目標額に到達。岸田のブログによれば、桜は時期をみて植樹する必要があるとの助言があり、この時期になったという。
岸田は24日、遺族に報告したといい、「この日本に『やっくんの桜の木』という名の新たな命が誕生すると思うと本当に嬉しい」と感慨をつづった。
桜はソメイヨシノで、経緯を刻んだモニュメントも設置される。植樹には岸田、MASA、市の職員らが立ち会い、終了後には市長に報告するという。