日本最大の公募広告賞「第５３回宣伝会議賞」の贈賞式が８日、都内で行われ、グランプリにはお笑いトリオ「ザ・フライ」の今野和人（３１）のテレビＣＭ作品が選ばれた。

　応募総数４６万７９３６点。プロのクリエイターを相手に堂々のグランプリに輝いた今野は「ネタに通じるものがあるので、普段やって来たことが意味があったなと」と笑顔。

　「ザ・フライ」はプロダクション人力舎所属で、０９年に結成。「人力舎」で「今野」といえば、相方の高橋健一被告（４４）の逮捕でピン芸人となった元キングオブコメディの今野浩喜（３７）が有名だが、「もう１人今野がいるというのを覚えていただきたい」と胸を張った。

　昨年の年収は「３、４万円ぐらい」。獲得賞金１００万円に「年金を滞納して、親に払ってもらってるので、まずそれを返したいなと」と切実な思いを口にした。