つんく♂ チャリティーで指揮者
音楽プロデューサーのつんく♂(47)が11日、東京・サントリーホールで、東日本大震災チャリティーコンサート「第5回 全音楽界による音楽会」に指揮者として出演した。
54人編成のオーケストラに加え、宮城県石巻市の子供22人を含む合唱隊「つながり隊」らと歌手・クミコ(61)による子守歌「うまれてきてくれて ありがとう」を披露した計129人をリード。歌詞を口ずさみながら右手でタクトを取り、メロディーの浮沈を体全体で表現。1曲のみだったが、129人が復興への思いを込めた楽器の音色、歌声を1つにまとめ上げた。
今公演は震災遺児らの夢のサポートが目的。「未来に羽ばたく子供たちへ、助走のお手伝いになれば」というつんく♂は約5分のステージを終えると、2000人の拍手に笑顔で応えた。クミコは「つんく♂さんの指揮のもと、みんなで声を合わせることで、これからの新しい星のありかを見つけたような気がします」と出演者の思いを代弁した。ほかに石川さゆり、岩崎宏美、大月みやこ、さだまさし、谷村新司、氷川きよしらが出演した。
なお、この日集まった義援金約2250万円は「公益社団法人 3・11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構」および「一般社団法人チームスマイル」に贈られた。