関ジャニ丸山が「マクベス」に挑戦
関ジャニ∞の丸山隆平(32)が4年ぶりの主演舞台で、シェイクスピア作品に初挑戦することが18日、分かった。作品は、没後400年となる英国を代表する劇作家ウィリアム・シェイクスピアの四大悲劇の一つ「マクベス」で、6月26日から7月24日まで東京グローブ座で上演される。ジャニーズ以外の外部作品で主演3作目となる丸山が、不朽の名作で大役に挑む。
バラエティーや情報番組のメーンキャスターと幅広く活躍する丸山が、「ギルバート・グレイプ」(11年)、「BOB」(12年)以来の主演舞台で世界的名作に立ち向かう。
「シェイクスピア作品を務めさせていただくのは今回が初めて。きれいな言葉が続く物語をいつかは演じてみたいと思っていたので大変光栄。4年ぶりの舞台ということもあり、生のお芝居でどこまで挑戦できるのか、ワクワクしています」
丸山は実在のスコットランド王・マクベスを演じる。「男らしい男」になりたかったという、愛情豊かで繊細なマクベスのイメージを体現できる人物として抜てきされた。軍人のマクベスが主君を暗殺し、王位に就くも重圧に耐えきれず、錯乱して暴政を行い、貴族や王子らの復讐に倒れるまでオリジナルストーリーで描かれる。
日本ではこれまでに俳優・市村正親(67)、佐々木蔵之介(48)ら多くの俳優が「マクベス」を題材にした作品で主演を務めてきた。99年の佐々木主演に続き、17年ぶりに「マクベス」の演出を手がける劇作家・鈴木裕美氏は「非常に複雑な役で大変なことは間違いありませんが、刺激的な稽古場になる」と5月中旬頃から始まる稽古に期待していた。
シェイクスピアが活躍したロンドンのグローブ座を模した「東京グローブ座」で座長を務める丸山は「マクベスの悲しき生き様を、全身全霊で観客の皆様に届けたい」と意気込んでいる。