つんく♂ 食事のときに鼻から逆流…
喉頭がんで声帯を全摘出した歌手で音楽プロデューサーのつんく♂(47)が21日、テレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜正午)に出演。15年10月に声帯摘出後、ゴマ粒大のものでも喉にひっかかり、鼻から水分などが逆流して出てきてしまったことなど、食事面での苦労を明かした。
白いブレザーに濃いグレーのマフラー姿のつんく♂は、ノートパソコンに文字を入力しながら、黒柳徹子と“会話”した。
つんく♂は「声帯を摘出すると、ものが喉を通らなくなるんですよね。徐々に慣れてくるんですが、最初はゴマ粒でもひっかかるような、そこにゴマ粒的な大きさのものが入り口を塞ぐとそのあとから何も入らないので、鼻から水分でも何でも逆流して出てくるんです」と、鼻から逆流する様子を手まねで説明。食べることが面倒になったことなどを告白した。対談の最後には「今までとは違う人生は、やりがいがあるなって思ってます。なので、僕に出来ることを探して、世の皆様と共有できたらと思います」と前向きにコメントした。
つんく♂は14年3月にがんを公表。同年9月に「完全寛解」と発表したが、1カ月後の10月に再発し、声帯の全摘出手術を受けた。現在は、声帯の代わりに食道を振動させて話す「食道発声法」を訓練中。