ショーンKの本がネットで高騰
経歴詐称でメディアでの活動を自粛した経営コンサルタントのショーンKことショーン・マクアードル川上氏(48)の著書が、オークション市場で高騰していることが21日、分かった。
08年11月に出版された自己啓発本「『自分力』を鍛える」(あさ出版)は、八重洲ブックセンター、紀伊國屋書店、三省堂など大手書店に問い合わせたところ、いずれも「在庫なし」。出版から7年以上がたっていることもあり、騒動前から在庫なし状態だったが、騒動後は各書店とも問い合わせが多いという。
書店では入手困難なことから、ネットでは“価値”が高騰。アマゾンのオークションには21日午後10時半現在で3点が出品されており、それぞれ3万円、3万5千円、7万8201円の値が付いている。同日午後2時の時点ではそれぞれ1万円、3万円、7万8201円で、時間とともに値段が高騰している。
川上氏は出版イベントで「『自分力を持つ』とは、自分らしい価値観や判断基準を持つということ」などと語っていた。
なお、08年3月には「MBA講義生中継 経営戦略」(TAC出版)も出版している。川上氏はプロフィールにハーバード・ビジネス・スクールでMBA(経営学修士)取得、と記載していたが、実際には「オープンセミナーに3日ほど通っただけ」であることを認め、謝罪している。