号泣お天気お姉さん 異例の1年交代
昨年12月、NHK山形放送局のローカル番組「ニュースやまがた6時」で天気予報中に号泣した気象予報士・岡田みはるさん(年齢非公表)が25日の放送を最後に降板することが23日、分かった。デイリースポーツの取材では、局側の方針によるもの。NHKの気象キャスターが1年で交代することは異例で、事実上の契約解除とみられる。同局は「番組は4月以降も続くが、出演者については事前発表は行っていない」と説明している。
突然の号泣で世間を驚かせたお天気キャスターが降板することになった。岡田さんの出演は昨年からで、関係者は「NHKの気象キャスターは最低でも2~3年は続けるのが通例」と、異例の事態であることを明かす。
理由は明らかになっていないが、号泣騒動との関連を指摘する声がある。業界関係者はデイリースポーツに「騒動があった前にも、番組スタッフが原因の放送事故が何度も起きていた。本人がカバーできる範囲を超えた組織の課題があったのは確か」と証言。岡田さんは出演継続を希望していたが、結果的に騒動の責任をとらされる形となったようだ。
岡田さんは昨年12月1日の気象情報中に「現在の鶴岡市の様子を見てみましょう」と紹介したが、画面には新庄市の映像が。すぐに訂正してナレーションを続けたが、みるみるうちに涙声となり、手で涙をぬぐうしぐさも見せた。ネットを中心に話題となり、翌日から番組を休養。同7日に復帰した。
山形放送局は当時、「岡田さんが想定していたお天気カメラの場所と違った場所の映像が出てしまい、動揺してうまくコメントが伝えられなかった」と説明していた。
同局は新たな出演者について「事前にキャスターやリポーターの発表は行っていない」と回答。岡田さんの所属事務所は「NHK山形放送局に確認してほしい」としている。