米俳優レオナルド・ディカプリオ（４１）が２３日未明、主演映画「レヴェナント：蘇えりし者」（４月２２日公開）のキャンペーンで来日した。２年２カ月ぶり通算１０回目にして、今年の米アカデミー賞で主演男優賞を受賞して以来、初の日本見参。悲願のオスカー俳優となったレオ様を見ようと、昼の会見には報道陣５００人が詰めかけ、夜のジャパンプレミアにはファン１５００人が集結する大フィーバーとなった。

　俳優部門５度目のノミネートで悲願の初受賞を果たしたことを受けての緊急来日、レオ様は中国からのプライベートジェットで羽田空港に降り立った。

　来日は２０１４年１月に行った映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のキャンペーン以来。都内の会見場には昨年１月にジョニー・デップ（５２）が来日した際の２倍以上となる報道陣５００人が集まり、祝福ムードで熱気にあふれた。

　拍手で迎えられたレオ様は、オスカー像を手にした心境を聞かれ「まだ受賞したばかりで、どのように僕の人生が変化したのかはわからない。僕としては変わらないことを望んでいる。受賞するために俳優をやっているわけではないから。理想を追求し、最高の作品ができることが願いだ」と熱く語った。

　その“最高の作品”の１つがオスカー受賞作「レヴェナント」。復しゅうのため極寒の未開拓地を旅するハンターを熱演し「映画史に永久に残る芸術作品。映画を撮っているというより壮大な旅をしているようだった」と充実感をにじませた。

　日本公開が世界的にトリとなるため、６カ月続いたレオ様のキャンペーンもこの日が最終日。会見後のレッドカーペットではファンを前に鏡開きを行い、サイン攻めに笑顔で応えた。

　２４日以降はプライベートで、「今まで桜の開花時期に来たことがないので、すごく楽しみだよ！！」と花見を予告。“サクラサク”となった自身を祝福する宴となりそうだ。