愛之助養父 紀香のデビューに待った
歌舞伎俳優・片岡愛之助(44)と3月30日に結婚した女優・藤原紀香(44)が、香川・琴平町で行われる「こんぴら歌舞伎大芝居」の初日公演となる4月9日に“梨園の妻デビュー”と報じられていることに、愛之助の養父、片岡秀太郎(74)が“待った”をかけた。1日、公式ブログを更新し、紀香に初日公演に行かないよう忠告したことを明かした。
秀太郎は30日のブログでは、入籍した2人との笑顔の3ショット写真をアップ。1日には「昨31日、愛之助・紀香の結婚報告会見を無事に行いました」とも報告した。
その中で「『紀香、金丸座の初日に役者の女房お目見得』と云う記事もあるようですが、金丸座は鴈治郎さんの襲名興行、鴈治郎さんが主役です」と記述。同公演が「四代目中村鴈治郎襲名披露」興行で、「その初日に愛之助たちが騒がれては配慮に欠けるので、紀香に初日に金丸座に行くのは遠慮するように云いました。そう言うことも『役者の妻の心得』と云いましたが、どうするかは分かりません」と紀香に説いたことを明かした。
紀香の関係者は「紀香が判断することではなく、愛之助さんの判断に従うまで」と話す。当初は報道通りに同公演での裏方デビューを計画していたが、伝統的なしきたりなどを考慮し、義父の忠告は最大限尊重したい思いもあり、愛之助の指示に従う意向という。
紀香は結婚会見でも「最大優先順位は彼が情熱を注ぎ続ける歌舞伎界の仕事のサポート」と梨園に飛び込む覚悟と決意を表明していた。一般家庭で育った愛之助は92年に秀太郎の養子となり六代目愛之助を襲名している。