紀香、こんぴら歌舞伎初日「行かない」
歌舞伎俳優・片岡愛之助(44)と3月30日に結婚した女優・藤原紀香(44)が6日、地元の兵庫県警西宮警察署の一日署長を務めた。市内で行われたパレードでは、同警察署のイベント史上最多動員となる5000人から結婚を祝福された。終了後、紀香は、愛之助が出演し“梨園の妻デビュー”が予想された9日初日の「こんぴら歌舞伎大芝居」(香川・琴平町の金丸座)について「多分行かないと思います」と明かした。
りりしい制服姿の紀香は“幸せオーラ”に包まれていた。
結婚後、ファンの前には初登場。膝上5センチのミニスカートで、両手には白い手袋を着用し、婚約・結婚指輪は確認できなかったが、笑顔が輝いた。5000人が集まる中、愛する地元・西宮市内をオープンカーで500メートルほどパレードした際は、次々と「おめでとう」と祝福の声が飛び、「ありがとうございます」とにこやかに手を振った。
注目される“梨園の妻デビュー”は、先送りされる可能性が高まった。結婚後、愛之助の初舞台となる「こんぴら歌舞伎」初日の9日が有力視されていたが、この日のイベント後、送迎車で会場を出る際、紀香は「(金丸座には)多分、行かないと思います」と小声で答えた。
「こんぴら-」への紀香の同行については、愛之助の養父・片岡秀太郎(74)が周囲への配慮から“待った”をかけたとブログで報告。琴平町側からは新妻の来訪を熱望する声もあったようだが、紀香は“忠告”を受け入れ、遠慮する形にしたようだ。愛之助の事務所によると舞台の予定は当面入っておらず、紀香の“デビュー”は当面延期となりそうだ。
地元への“結婚報告”となったこの日のイベントには、紀香の父・一馬さん(73)や親族も駆け付けた。一馬さんは、5日の誕生日に紀香からかばんを贈られたと明かし「いい歳やから、これからも頑張って。公私とも幸せになってほしい」と娘の幸せを願っていた。
一方、養父の片岡秀太郎は1日に自身のブログで、「こんぴら歌舞伎大芝居」が「四代目中村鴈治郎襲名披露」興行であると説明した上で、「初日に愛之助たちが騒がれては配慮に欠けるので、紀香に初日に金丸座に行くのは遠慮するように云いました」とつづっていた。
さらに、2日には「マスコミからバッシングを受けてはかわいそうなので」と、紀香の立場を配慮した忠告であると説明していた。