高良健吾 故郷熊本で給水ボランティア
熊本地震を受け、同県出身の俳優・高良健吾(28)が18日、熊本地震の避難所となっている熊本市内の小学校で給水支援のボランティアを行った。
傷ついた故郷を思い、居ても立ってもいられなかった。現在の実家は福岡・博多にある高良だが、熊本出身。九州の他県に移った時期もあるが、中学、高校を過ごした大切な場所に気持ちを届けた。
ボランティア関係者によると、高良は学校のある地域に住む高校時代の恩師を通じ、17日夕に小学校へ連絡。この日、午後0時半ごろ、仲間たちと給水タンクを積んだ2トン車で駆けつけ、約30分間、自らホースを持ち、100人以上のペットボトルなどに水を配った。予定されていた活動に参加したのではなく、高良発案の支援という。同校は現在、避難所となっている。
所属事務所は「純粋な思いからプライベートで熊本に行っています」と説明。当然ながら騒ぎになるのは本意ではなく、高良は黒のキャップをかぶり、マスクを着け、できるだけ目立たないように気を配った服装だった。
有言実行だった。もともと17日に益城町での炊きだしを検討していたが、交通機関が機能していないことから断念。タイミングを見極めての現地支援の考えを明かしていたが、16日に都内で映画の舞台あいさつを行った後、熊本に向かったものと見られる。
16日には1年9カ月ぶりにブログを更新し「大切な場所で 感謝しかない場所で 大好きな人達が住んでる場所だから 熊本に自分はなにができるのか常に思うことだから」「自分にできることはすべてやりたい」と、つづっていた。高良の地元への思いは深い。