歌丸「笑点」降板「考える時期」
落語家の桂歌丸(79)が22日、館長を務める寄席「横浜にぎわい座」で、NHKスペシャル「人生の“終い方”~あなたが最期にしたいことは~」(5月中旬以降放送)収録後に会見し、日本テレビ系「笑点」の降板について「そろそろ考える時期が来ているかなという気がしている」と明かした。
5月で放送50周年を迎える長寿番組に第1回から出演、2006年からは司会も務めるが、近年は病気で休演することも多い。
「引き受けている以上は責任を果たすのが当たり前。視聴者の方も『歌丸の司会じゃないと面白くない』と言ってくれたので頑張る」と意欲的だが「前に比べて正直苦しいこともある」とも吐露。「具体的には決まっていないけど」と前置きしつつ、引き際についても言及した。
熊本地震については落語芸術協会会長の立場から「義援金で手助けすることは決まっている。落ち着いたら何人かで慰問に行き、笑いを送りに行こうと思う」と明かした。
番組では著名人や一般視聴者の“人生の最期”に焦点をあて、歌丸は進行役を務める。