市川海老蔵、『不謹慎狩り』を一蹴
歌舞伎俳優の市川海老蔵(38)が24日、千葉・成田空港で行われた「成田市御案内人2016年活動御披露目会見」に出席した。海老蔵は、熊本地震に対する芸能人の言動をやり玉に挙げて、ネット上などで批判する『不謹慎狩り』と呼ばれる行為を「とやかく言う人は微妙」と一蹴。被災地の復興と、共演歴のあるご当地キャラクター・くまモンとの再会を願った。
“心ない声”を、黙って聞き流すことはできなかった。すでに募金活動も行っている海老蔵はこの日、熊本地震の被災者へ向け「1日も早く元通りの生活になることを、強く思っています」とメッセージを送った。
また、自身のブログのコメント欄を、安否確認や情報交換のための伝言板として開放したことに対して受けた中傷にも言及した。
「私自身も寄付をさせていただき、ブログで少しでも力になればと、早い段階でできることをした」と経緯を説明。ブログの閲覧数稼ぎかのように一部で報じられたが、「いろいろ言う方がおられましたが、“不謹慎狩り”はどうでもよくて、『役に立った』『ありがとう』のコメントが多くて良かった。言いたがる人の感覚を問われる時代にもなってますが、正しいことをやるべき」と語気を強めた。“愚行”を逆批判して、災害支援の意思をあらためて示した。
熊本は2014年3月に長女・麗禾ちゃん(4)がくまモンと一緒に舞台デビューするなど、思い入れが強い場所でもある。今年も10月に山鹿市の八千代座で公演を控えており、「また元気なくまモンに会いたいです」と心待ちにしていた。