東京都は２７日、舛添要一知事が昨年４月から約１年間で計４８回、公務後などに公用車で神奈川県湯河原町にある別荘に行き来していたと明らかにした。舛添知事は取材に「事務所になっており、資料を読み込んだり、物事を考えたりしている。どこにいても万全な危機管理態勢が敷いてあり、全く問題ない」と述べた。

　知事が役員を務める舛添政治経済研究所が所有。知事は、東京五輪に向けた仕事が忙しいとして「資料整理や物事を考えるときに一番いい環境でやりたい」とし、公用車の使用にも「ルールに従っている」と述べた。

　都によると、舛添知事は公務後に公用車で湯河原町に行ったり、同町から公務先に行ったりしていた。都は公用車の利用について「適正に運用されている」としている。