猫 リオ五輪へ!カンボジア選考会V

 カンボジア国籍を取得し、男子マラソンの同国代表としてリオデジャネイロ五輪出場を目指している、タレント・猫ひろし(38)が8日、同国内で行われたリオ五輪代表選考レースで優勝した。この4年、カンボジア人選手1位の記録を堅守しており、五輪出場の可否は、同国五輪委員会の最終決定を待つだけの状況となった。4年前、1度は同国代表に決定しながら、国際陸連の規定をクリアできずロンドン五輪を逃したが、今度こその夢舞台へ大前進した。

 4年前の“悲劇”を乗り越え、再び五輪目指して走り続けてきた猫が、リオ五輪への最終関門を突破した。

 この日、カンボジアで行われた「2016リオ五輪・カンボジア代表選考大会」のマラソン競技で優勝。人事を尽くした猫は、「1位でゴールできて安心しました。今までたくさん練習してきたので、結果が出てうれしいです」とコメントした。

 五輪代表は、今レースの結果に加え、これまでの実績などによって判断されるという。猫は実績面でも、この4年、カンボジア選手1位の記録をキープしてきた。同国代表として、13年から15年にかけて3年連続で「東南アジア大会」「アジア大会」の国際大会に出場。今年2月に出場した「東京マラソン」では、カンボジア人選手のシーズン最高記録となる2時間34分をマークした。

 ただし、2時間19分0秒の五輪参加標準記録に届いておらず、カンボジア・オリンピック委員会によると、五輪に出場できるかどうかは今後の協議次第という。関係者は「出場の可否は2~3週間後にも決まるだろう」としている。

 自己ベストが2時間30分26秒だった4年前、同国の陸上選手に標準記録を突破した選手がおらず、1度はカンボジアの五輪マラソン代表に選出にされた。しかし、11年10月の国籍取得から短期間であったことがネックとなり、ロンドン五輪出場は幻に終わった。今回は同国代表での国際出場や、国籍取得から4年半が経過している。五輪出場への条件も整い、あとは吉報を待つだけとみられる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス