菅野美穂 次期朝ドラのヒロイン母役
10月放送開始のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」の主要出演者発表が16日、大阪市内で行われ、ヒロインの母親役を女優・菅野美穂(38)が務めることが発表された。95年の朝ドラ「走らんか!」が出世作の菅野は、昨夏の長男出産を経て“朝ドラの母”となり「20年の歳月の長さに頭がクラクラです」と笑顔。夫の堺雅人(42)が主演する同局の大河ドラマ「真田丸」で、大人気だったフレーズを披露して会場を沸かせた。菅野はナレーションも担当する。
ヒロイン「すみれ」(芳根京子)を見守る“朝ドラの母”となった菅野が、持ち前のユーモアあふれる爆笑節で、会見をにぎやかに盛り上げた。
父親役に決まった生瀬勝久(55)が、芳根が4度目の朝ドラオーディション挑戦で大役を射止めたことを引き合いに「僕は遠藤憲一さんとオーディションで争いました」と大ウソで笑いを誘うと、菅野も応戦。「私は仲間由紀恵さんと。あちらは2年先まで予定がいっぱいみたいで、予定真っ白の私が採用されました」と笑わせた。
実質的なヒロイン役で注目を集めた「走らんか!」、01年「ちゅらさん」に続き3度目の朝ドラ出演。昨年8月に第1子の長男出産後は単発でドラマ出演もしているが、今作では母親役とナレーションを担当。秋からは大河主演の夫・堺とNHKの看板作品を盛り上げる格好となった。
報道陣から「ご自宅の『真田丸』さんから激励は?」と問われると、司会者がプライベートについての質問として制しかけたが、菅野は「真田丸にかけまして…『黙れ!小童(こわっぱ)!』」と一喝し、会場は爆笑に包まれた。
「黙れ!-」は「真田丸」で主人公の兄・信之(大泉洋)が軍議で意見するたび、武将の室賀正武(西村雅彦)からどう喝された名フレーズで、「黙れ小童!!せんべい」まで発売されている。機転の利いた菅野の“神対応”に拍手喝采が起こっていた。