俳優の小栗旬（３３）がフジテレビ系アニメ「ワンピース～ハートオブ　ゴールド～」（７月１６日、後９・００）にゲスト声優として出演することが２２日、分かった。大ファンという「ワンピース」の声優に初挑戦する小栗は、主人公ルフィと対じする史上最凶のトレジャーハンター役に「良い役が回ってきてよかった」と喜んでいる。

　約２時間の特別アニメは、約３年半ぶりの劇場版最新作「ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ　ＦＩＬＭ　ＧＯＬＤ」（７月２３日公開）の前日譚。謎の秘宝“ピュアゴールド”を巡る冒険を描く。小栗ふんするマッド・トレジャーは、悪魔の実「ジャラジャラの実」の能力者で体中から鎖を出す鎖人間。「ジャララララ」と独特な笑い方をする。

　実は以前、ワンピース声優を辞退したことがある。「一度、依頼をいただいたときは“これは自分の声じゃない方がよいかな”と思う役柄だった」と、ファンとして世界観を壊したくないとの思いからだった。

　初参加した今回の役柄は「ファンキーですよね」と言い、「自分の声でもできるなと思って…良い役が回ってきてよかった」と感慨深げだ。

　台本を読んだ時はマッドの笑い方を「これ、どうしようか」と戸惑ったが、「恥ずかしがっても仕方がないので最初から思い切り“ジャララララ”と言いました」と完遂。小栗は「楽しかった。うまくはまったらうれしい。新しいチャレンジをしながら作ったキャラクター。楽しんでくれたら」と呼びかけた。