嵐の大野「忍びの国」で時代劇映画主演
嵐の大野智(35)が映画「忍びの国」(2017年夏公開)で時代劇映画に初主演し、初の忍者役で本格アクションに初挑戦することが30日、分かった。「のぼうの城」「村上海賊の娘」を手がけた作家・和田竜氏の同名小説が原作。11年公開「映画 怪物くん」以来、6年ぶりの単独主演映画となる大野は、同作を手がけた中村義洋監督(45)と再タッグを組み、怠け者ながら超人的な力を発揮する伊賀一の忍びを体当たりで演じる。
日本テレビ系「世界一難しい恋」でラブコメに初挑戦中の大野は、「今、演じている社長役から次は忍者役へ。役柄は全く違いますが、新しい自分を出せるようチャレンジしてみます!」と新境地開拓に意欲を見せた。
映画は、08年発刊から累計50万部を突破した和田氏の「忍びの国」の初映像化。「いくら、くれるんだ?」と銭に執着し、うそもつく伊賀一の忍び・無門(むもん)の活躍と天正伊賀の乱を題材に、伊賀忍び軍団VS織田軍の合戦を描く。
原作発売当初から構想を練っていた監督は親交のある大野をイメージ。「役に入った時のえたいの知れなさがピッタリでは」と規格外な男に主演を託し、舞台「テンセイクンプー~転生薫風~」(06年)以来、映像では初めての時代劇挑戦が決まった。
本格アクション初挑戦の大野は当初、刀での殺陣を練習したが、監督からストップ指令。武器は小刀だった。アクション吹き替えなしの方向性に「う~ん」と引きながらも小刀による二刀流を訓練している。
コテコテの忍者ルックなど5~6種類の衣装候補があり、地毛でちょんまげも結う予定。高い身体能力を駆使する役に「史上最強と呼ばれるほどの忍者役。アクションや格闘のシーンがたくさん出てきますが、久しぶりにご一緒する中村監督の描く世界観に応えられるよう精一杯頑張りたい」と新たな忍者映画完成を誓っていた。