まゆゆ首位発進 指原倒し2年ぶりVへ
AKB48の45作目シングル(8月発売予定)の歌唱メンバーを決める「第8回選抜総選挙」(18日、HARD OFF ECOスタジアム新潟)の、速報順位発表が1日、東京・秋葉原の専用劇場で行われ、一昨年覇者のAKB・渡辺麻友(22)が2年ぶりのV奪還へ首位発進した。史上初の連覇を狙うHKT48・指原莉乃(23)が2位、SKE48・松井珠理奈(19)が3位につけた。
指原撃破へ、2年ぶり返り咲きへ、王道アイドルが好スタートを切った。自身初の暫定1位で名前を呼ばれた渡辺はぼう然。「ビックリした。速報1位は初めてなのでめっちゃうれしい。ファンの皆が頑張ってくれたんだ。ありがとうございます」と瞳を潤ませた。
投票は5月31日からスタートし、渡辺は2日間で速報史上最多となる4万2034票を集めたが、前年女王・指原との差はわずか907票。速報と最終結果で1位が入れ替わったことが、過去7回のうち3度あるだけに、「危ない!!さっしー、そこまで来てる。怖い怖い。AKB、頑張ろうぜ」とかぶとの緒を締め直した。
速報発表を前にしたこの日の昼も、渡辺は指原へのライバル心を全開にしていた。都内で、展示イベント「AKB48 選抜総選挙ミュージアム」(2~12日=東京・パルコミュージアムなど)のオープニングセレモニーに登場。「さっしーが全メンバーの敵。打倒さっしー」とほえた。
昨年のV記念で描かれた指原の巨大肖像画を、本人不在の中で除幕。1年前の敗北を思い起こし、「3位に落ちて、すごく悔しかった。リベンジで1位しか見えてない」と、“屈辱の儀式”で闘志に火がついた。
最多議席グループには、新公演などの特典が用意される今年の総選挙。投票権は、この日発売されて初日売り上げ133万1907枚(オリコンチャート)を記録した新曲「翼はいらない」の購入者らに与えられる。昨年は速報トップ3が、そのまま変わることなく最終順位となった。女王の座を取り戻すための渡辺の選挙戦は、まだ始まったばかりだ。