清原元選手を待つ現実 入れ墨消せる?
覚せい剤取締法違反容疑で5月31日に懲役2年6月執行猶予4年の有罪判決が下されたプロ野球の清原和博元選手(48)の、過剰とも言える“入れ墨愛”を示す証言を本紙が1日までに入手した。入れ墨愛を乗り越えて消す場合でも、時間もお金もかかるのに加え、この日は免停処分が濃厚に。テレビ各局は起用に極めて慎重で、社会復帰に向けてイバラの道が待ち受ける。
「松本クリニック」(兵庫県芦屋市)の松本浩彦院長に、入れ墨除去について聞いた。
皮膚移植について、松本氏は「報道などで見る限り、あの広範囲な入れ墨を取るための皮膚移植は不可能」と否定的。残るはレーザー治療だが、「レーザー照射時の痛みは、入れ墨を入れる時の数十倍も痛いとも言われます。最初の何回かは色が濃いため、レーザーを打った部位がやけどになり、水ぶくれや出血したりもします。一度に広範囲にレーザーを照射できません」と、困難が伴う。
期間については「だいたい4分割して週に1回」治療を施し、「だいたい20~24回、つまり2年はかかる」ことになる。さらに修正で1年。都合3年はかかるという。
金額は「一番安い良心的なところで最低でも80万円、普通の美容クリニックの相場で150~200万円、高いところでしたら300万円というところもある」と説明。激痛、時間、お金…ハードルは高く、多い。