TEE新曲 広島オールスターズじゃ
「ベイビー・アイラブユー」のヒットで知られるシンガー・ソングライター、TEE(33)のシングル「恋のはじまり」(29日発売)のカップリング曲「More and More」に広島カープの丸佳浩(27)ら4選手、サンフレッチェ広島の浅野拓磨(21)、塩谷司(27)ら4選手がコーラスで参加したことが20日、分かった。広島出身でアスリートとの交友関係が広いTEEが応援歌を作成するにあたり、“広島オールスターズ”が実現した。
2014年、ボーカルで参加したSPICY CHOCOLATEの「ずっと」が配信チャート19冠を達成するなど活躍しているTEEだが、音楽を志す前はボクシングのアテネ五輪候補に名を連ねたアスリートだった。
人なつっこい性格も相まってスポーツ選手との交遊ネットワークを形成。リオ五輪イヤーの今年、応援ソング「More-」制作を発案した。その過程で「現役アスリートの息吹も吹き込みたい」という思いが強まり、自ら友人アスリートに参加を求め、競技を超えて8選手が集結した。
参加したのはカープの丸、天谷宗一郎(32)、今村猛(25)、戸田隆矢(23)とサンフレッチェの塩谷、浅野、清水航平(27)、宮原和也(20)各選手。遠征試合や練習で忙しいため、カープ勢は試合前のロッカールームにマイクを持ち込み、サンフレッチェ勢も練習後の控室でレコーディングを行った。
丸は「貴重な体験ができました。すごく楽しかった」、天谷は「自分自身が声を入れているので、聴くとテンションが上がる」と興奮。OA枠でリオ五輪に出場する塩谷は「熱い曲に出会えた。リオへの活力にしたい」と誓い、浅野も「背中を押してくれるこの曲を聴いて、ゴールを量産したい」と話した。
カープはセ・リーグ首位を快走中でサンフレッチェもJ14位と好調をキープ。絶好調な2チームの援護射撃でヒットを目指す。