田原俊彦「中年の星」カズゴール祝福

 歌手の田原俊彦(55)が21日、東京・池袋のサンシャインシティ噴水広場で、72枚目のシングル「ときめきに嘘をつく」の発売記念イベントを行った。J2横浜FCのFWで親友の三浦知良(49)が19日に今季初ゴールをマークしたことに「やっと決めてくれたね!」と上機嫌で、「彼は真のレジェンド。活躍は励みになる」と力にしていた。ステージでは“カズダンス”のルーツとなる軽快なステップを披露し、ファン2000人を盛り上げた。           

 指を1本掲げて小走りに登場し、ステージを気持ちよさそうに駆け回った。まるで、カズのよう-いや、トシちゃんこそがオリジナルだ。

 三浦の最年長ゴールを電話で祝福したことを明かした田原は「いろんなレジェンドがいるけど、真のレジェンド。中年の星だよね。勇気づけられる」とアラフィフで現役を続ける思いに共感していた。カズとは28年来の親友で、現在もお互いの自宅を訪ね合い、横浜FCのホームゲームには応援に行くという。

 カズゴールに触発されたように自慢の“足上げ”も決めた田原。新曲のほか「ラブ・シュプール」(1982年)、「シャワーな気分」(83年)とアイドル時代の曲を歌い、ファン2000人から黄色い声援を浴びた。ダンス中にファスナーが開いたと指摘されると「やっぱりビッグじゃない?アハハハ」。94年に開いた会見で「僕くらいビッグになっちゃうと」と発言し波紋を呼んだことを、自虐的な下ネタで笑い飛ばした。

 この日は80年にデビュー曲「哀愁でいと」が発売された記念日。「デビュー日は格別。本当に売れるのかなと心配で、(売れていると聞いて)すごくうれしかったのを覚えている」と懐かしみ「山あり谷ありだけど、継続することが大切」と自負をのぞかせた。

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