堤真一、綾瀬はるか 再タッグで本能寺
興収16・2億円とヒットした映画「プリンセス トヨトミ」(2011年)のチームが再結集し、女優・綾瀬はるか(31)、俳優・堤真一(51)のW主演で映画「本能寺ホテル」(17年公開)を製作することが23日、分かった。ひょんなことから「本能寺の変」の前日にタイムスリップした主人公が、織田信長と対面したことで史実の謎に迫っていく歴史ミステリー。2人を想定して書かれたオリジナル脚本だ。堤は初の信長役に挑戦する。
「トヨトミ」の次は「オダ」!?
「トヨトミ」公開後、綾瀬や堤、鈴木雅之監督(57)、脚本の相沢友子氏(45)ら「チーム・トヨトミ」は、口々に「また何かやりたいね」と願っていたという。
具体的に話が動いたのは14年春。製作陣が「信長の遺体が見つかっていない」「なぜ明智光秀は裏切った?」「豊臣秀吉の中国大返し」など、謎の多い「本能寺の変」に着目。先に「本能寺ホテル」のタイトルを発案し、物語を膨らませていった。
綾瀬と堤にオファーしたのは、人生の岐路にある現代のヒロインが京都のホテルに泊まったところ、タイムスリップして信長と会う…というプロットの段階だったが、共に快諾。2人のスケジュールが合う今年7月上旬から8月下旬に撮影することが決まった。
勝手知ったるチームでの撮影に、綾瀬は「とても楽しい夏になりそうです!あの織田信長と奇想天外なやりとりをするのが見どころです」と腕まくり。
初めて信長を演じる堤は「プレッシャーも感じますが、今までにない新しい信長を作っていきたいと思います」と意気込んでいる。
信長に仕える森蘭丸役で、濱田岳(27)も出演。絶世の美少年と言われる蘭丸をどう演じるかも注目だ。
ロケは全編京都で。土屋健プロデューサーは「いい意味で『プリンセス-』のころの熱気が本作にも宿ればと思っています」と抱負を述べている。