昨年、芸能界を引退した元俳優の高知東生（たかち・のぼる）容疑者（本名大崎丈二）＝（５１）が２４日、覚せい剤取締法違反（所持）の疑いで関東甲信越厚生局麻薬取締部に現行犯逮捕された。一緒にいたクラブホステスの女（３３）も同容疑で逮捕された。

　夫の逮捕を受けて高島はこの日深夜に、所属事務所を通じ謝罪のコメントを発表した。

　「この度は、夫の報道の件で皆様に大変、大変ご迷惑をおかけして申し訳ございません」と謝罪し、「私自身、報道でこのことを知り、ただただ驚いて困惑している状況です。今はこれしか申し上げられません。今後、事実関係が明らかになることを見守らせていただければと思っております。書中をもちまして、取り急ぎお詫びを申し上げます」と、衝撃を記した。

　高島はテレビ朝日系の主演ドラマ「女たちの特捜最前線」（７月２１日スタート。木曜、後８・００）の撮影のため、ドラマの舞台である京都に滞在中。関係者によると、２５日以降も予定通り仕事をこなし、当面は会見する予定もない。

　ドラマでは警察官役という間の悪さ。同局は「現時点で放送予定に変更はございません」とコメントしたが、関係者は対応に追われた様子で「撮影現場のスタッフと連絡がつかなくて…」と混乱ぶりをうかがわせた。

　高島は昨年３月、神奈川県警察本部から「薬物乱用防止対策官」にも任命されており、高知容疑者の愚行で、顔に泥を塗られる形となった。