チャン・グンソク“第2章”が始まる
韓国人俳優で歌手のチャン・グンソク(28)が、所属レコード会社をユニバーサルミュージックに移籍し、8月10日に5年ぶりのシングル「Darling Darling/渇いたKiss」をリリースする。
これまでのロックから一転、同曲はスイートなポップスで、ソロでは初のダンスにも挑戦。このほど、ソウル郊外でのMV撮影中にデイリースポーツの単独取材に応じ「ファンが僕に求めているイメージを表現した。僕の“第2章”が始まる」と話した。
ファンのために、世界制覇のために、グンちゃんが大人のグンソクへ生まれ変わる。
移籍第1弾となる5年ぶりのシングル「Darling-」は、軽快なサウンドに「頭なでるのは反則だよ」「もっとそばにいたいよ」と甘~い歌詞が乗る王道ポップス。ダンサーと一緒にゆるめの振り付けでダンスも披露する。これまで披露してきたハードなギターロックとは対極の音楽性だ。
「今までは自分がやりたいようにやってきたけど、ファンの気持ちを考えて、僕に求めるイメージとしてラブリーな曲にした」。妥協しているように聞こえるが、自身は“責任感”と表現。「30代を前に、落ち着いた大人になる」と独りよがりではなく、ファン目線を大事にすることを決意している。
年齢的な責任感は、福山雅治(47)に触発された。昨年8月の日産スタジアム公演を見に行った。「40歳を過ぎて、まだ緊張感と集中力を持って準備していた」。同じ歌手と俳優の二足のわらじを履く“先輩”のプロフェッショナルな姿勢に「40歳になったときにもっと成長していよう」と誓った。
2011年に日本デビュー。同年11月には東京ドーム公演を行うなど、人気が爆発したが、外交的な関係悪化もあり、以降はメディア露出が減った。それでも「政治よりも文化のパワーは強いと信じている。今からが新たなスタート」と話し、グローバル展開が可能なレコード会社への移籍も決断した。
同作を引っさげ、7月5、6日に東京・国立代々木第一体育館、同19日には大阪城ホールでの来日公演を行い、新しい姿を披露する予定。「ウナギちゃん(ファンの愛称)、いつでも会いたいよ。こんなに好きになってもいい?そしたら『いい』って言うんだろ」と、ドSたっぷりにファンに呼びかけた。