高知容疑者 逮捕時、捜査官に謎のお礼
24日に覚せい剤取締法と大麻取締法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕された、女優・高島礼子(51)の夫で元俳優の高知東生容疑者(51)が、逮捕時に捜査官に対し「来てもらってありがとうございます」と話していたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。また、高島とCM契約を結んでいる花王は、高島との契約解除を否定。高知容疑者と逮捕された五十川敦子容疑者(33)は、かつてコンパニオン派遣事務所に所属し、レースクイーンなどとして活動していたことも明らかになった。
追い詰められた果ての、安どの声だったのか…。24日、横浜市内のホテルで現行犯逮捕された高知容疑者は、捜査官に「そろそろ自分の所に来ると思わなかったのか」と問われると、「そうは思いませんでした」としつつも、「来てもらってありがとうございます」と頭を下げたという。
関東信越厚生局麻薬取締部は、本紙の取材に対し、一連のやり取りがあったと認めた。その上で、捜査官の質問の意図については「最近、清原(和博)さんの事件などもあったので、そういう関連で聞いたのではないか」と回答した。高知と清原氏との関連や、芸能界の“薬物ルート”とのつながりについては「捜査の内容はお答えできません」とした。
また、高知容疑者が逮捕時、4グラムの覚醒剤と約2グラムの乾燥大麻を所持しており、売人との疑念を持たれていることについて、同部は「我々の感覚からすると、売人であると疑われるほど多量とは思わない」と回答。高知容疑者は調べに対し、元芸能人として、頻繁に購入して目立つことを避けるために多量に購入したという旨の回答をしているといい、「その可能性が高いと考えている」と話した。
過去の覚醒剤所持事件では、清原氏が0・1グラム、歌手のASKA(56)は0・4グラム、歌手の酒井法子は0・008グラムの所持でそれぞれ逮捕されており、高知容疑者の所持量の多さが目立っていた。
さらに、高島の事情聴取の可能性も高まっているが、同部は「現段階では白紙です」と説明。それでも高島の所在地は把握し、連絡は定期的に取っていると明かした。