「ルルル…」の衝撃 ドリカム制作秘話
DREAMS COME TRUEの中村正人(57)が3日夜にテレビ朝日系で放送された「関ジャム 完全燃SHOW」に出演し、代表曲「LOVE LOVE LOVE」の制作秘話を明かした。
「LOVE LOVE LOVE」は中村がデビュー前に作詩・作曲していた「ホワイトデー」が原曲。95年の日本テレビ系ドラマ「愛しているといってくれ」の音楽制作を依頼された中村が「主人公に付ける曲に『ホワイトデー』どうかな」と、吉田美和(51)に相談したところ「…コレ主題歌だ」と反応したという。
中村は、吉田が書き換えた歌詩を「素晴らしい」と絶賛したが、「『ルルルルル』のところにすごいいい詩を乗せてたんだよね」とポロリ。その詩は「墓場まで持って行きます」と明かさなかった。当初は「えっルルルルル?」と衝撃を受けたが、レコーディングを進めるうちに「ルルルルルがとてつもなく切なく響いてくる。言葉にならない切なさに驚いた」と吉田の才能に舌を巻いた。
また、曲のエンディングの「LOVE LOVE 愛を叫ぼう 愛を呼ぼう」というフレーズは最初に曲が完成した時には無かったことも明かした。完成した曲に物足りなさを感じていた中村が「美和ちゃん、何かのってこないかな」と相談。吉田に“降りてきた”フレーズを急きょレコーディングして新たに加えたものだったという。
番組で中村は、吉田を「扱いにくい人間」と表現し、悪態もついた。しかし、一方で「吉田は1億%売れる」と断言。「吉田はこれからですね。ぼく自身が売り切ってない。これからが楽しみです」と断言し、底知れぬ才能を手放しで絶賛していた。