テレ朝、六角精児「相棒」完全降板を否定 レギュラーは卒業も来年映画には出演
テレビ朝日が5日、同局の人気刑事ドラマ「相棒」に鑑識課の米沢守として出演していた俳優、六角精児(54)が今年10月に始まるシーズン15ではレギュラー出演しないと定例社長会見で発表した。ただし、今後一切出演しなくなるわけではなく、来年公開予定の劇場版に出演していることも明かされた。
六角は作品中では鑑識課の米沢守として証拠調べの面で主人公の杉下右京らをサポートする重要な役どころを演じていた。シーズン14の最終回で警察学校の教官となり、鑑識を離れてしまった。シリーズを通じて出演時間が多く、2009年にはスピンオフ映画「鑑識・米沢守の事件簿」が公開された人気キャラクターのため、今後について注目されていた。また、5日発売の「週刊女性」が、六角が自身のライブで「相棒」からの降板を発表したと伝えている。
これらを受けた質問に平城隆司常務は「レギュラーとして、今の形での出演はなくなるということです。今の役からは変わるということで。今後の相棒に一切出ないということではない」とレギュラー降板を認めつつ、完全に作品を離れることは否定した。
平城常務は六角本人の発言報道について、「毎週、あの役で出ることはなくなるということで、すでに(ストーリー上)警察学校に行っているということで」なされたものと解釈。今年10月からのシーズン15の出演は「今のような形では出ない」としつつも、来年公開予定の劇場版の出演は明言。「次の映画にも出演されていますし。撮影は(一部)終わっています」とした。
また、別の俳優が米沢役を演じる可能性については「六角さんは六角さんですから」(平城常務)と否定した。