石田純一、CM賠償金が天文学的数字に 「テレビ局がCMを差し替えて…」
東京都知事選(14日告示、31日投開票)への出馬を8日に条件付きで表明した俳優・石田純一(62)が9日、イベントで訪れた大阪市内で報道陣に対応し、出馬表明の影響で、出演番組やCMなどの差し替えによる弁償が数千万円単位で発生していることを明かした。
出馬表明の影響で、テレビ番組などに関わるスポンサーとの話し合いが現在、同時進行で進められているという。「全部お話をさせていただき、ご迷惑をおかけしている所に関しては何らかのことになる。協議です。それだけでも何千万円にもなる」とした。
石田が背負うリスクは大きく、この日のイベント後も某テレビ局からCMカットを知らせる電話があったことを明かし「まだ(都知事選に)出るか出ないか分からないが、テレビ局の判断でCMをACジャパンのものなどに差し替える。その弁償もこちらにかかってくる。天文学的な数字になりそうです」と肩を落とした。
出馬が決まっていない状態でも番組やCMの差し替えが相次いでいることに「でも、グレーですからね。犯罪じゃないですからね」と苦笑いし、やるせなさを表した。
「それを受けて立つというのではないが、それも必要経費なのかな。身も骨も断って出るわけですから、それでも受け止める気がないと」と覚悟をみせた。妻でプロゴルファーの東尾理子(40)にも、賠償金の可能性について「全部、報告します」という。
これまで、各党からの出馬要請はないというが、最終決断は11日に行う予定。「それ以降に引っ張るつもりはない」とした。
今回の都知事選を見送った場合、次の選挙をにらんで活動する可能性については「今回は準備不十分なままで突入したこともあり、自分としては身を削ってリスキーなことになっている。準備万端で行ける時があれば。それも時の運もありますしね」と含みを持たせた。