維新・松井代表、政治資金規正法の改革案「次国会で即出す」…躍進で自力法案提出可能に
「第24回参院選」
おおさか維新の会(改選2議席)は、橋下徹前代表が政界引退して以降、初めての国政選挙となった参院選で、本拠地の大阪選挙区で新規2議席を獲得したほか、全国でも大幅議席増を確実にした。非改選と合わせ、法案提出に必要な参院10議席以上をクリアした松井一郎代表は「参院で法律を出せる力を頂いた。政治資金規正法を変える法案を出します」と宣告した。
松井氏はこれまでに、維新が先の国会で「政治と金」に絡む法改正の共同提案を民進党に求めたことろ「民進の山尾さん(志桜里政調会長)に『やりたかったら自前で数を揃えなさい』と断られた」と明かしていた。
それだけに、この日、参院選結果には「国政政党としてはまだまだ力不足」としながらも、自力での法案提出が可能となり「次の国会で即、法案を出します」と述べた。
舛添要一前都知事の公金問題でも「ザル」と指摘された政治資金規正法。松井氏は「まずは第三者委員会で使い方をチェックするところを作らなければダメ。今は領収書があったら何に使ってもいいし、これダメですよ。疑いのある、政治目的じゃない使途は絶えず公表してゆけば、舛添さんが辞めさせられたように、(当該議員は)選挙で支援されなくなる。はっきりダメだと言える権限を持たした第三者委員会が必要」と思い描く改正案を明かした。
「おそらく否決されるんでしょう。相手にされないでしょうけど、大きな壁にぶち当たっていく」と他党をけん制する一方で「何が何でも通す努力はする。圧倒的少数の野党で通るかどうか。その時に(他党が)どういう態度をとるのかを、伝えてくれるのがメディアの役割だ」とも述べた。