石田純一 出馬断念「お騒がせしました」…違約金「協議の上」、家族の理解得られず
野党統一候補ならばという条件つきで8日に都知事選への出馬を表明していた俳優・石田純一が11日、都内で緊急会見を開き、「都知事選への出馬を断念いたします。いろいろお騒がせしました」と出馬を断念したことを明らかにした。CMスポンサーやテレビ局などのタイムリミットが11日だったこと、家族が説得できなかったことなどを理由に挙げ、「根回し」が足りなかった、と猛省した。
石田は妻でプロゴルファーの東尾理子について「家族は説得できませんでした」と出馬に反対する家族の理解を最後まで得られなかったことを告白。「でも妻はもし何が何でも出るということであれば、支えていこう、ということでした」と反対をおして出馬したなら、妻として支える覚悟を伝えられていたことを明かした。
石田は断念を「大変残念」と話し、「意欲的にはいろいろあったし、大変生意気な条件も出させていただいたが、自分なりに退路を断って、そういう声明を出させていただいた。退路を断って引き下がるのも矛盾するところもありましたが、自分の事情もありまして。メディアのルール的にタイムリミットがありまして、きょうの昼、12時ぐらいに決断させていただきました」と説明した。
スポンサーやテレビの違約金については「まだ発生しているわけではなく、協議(の上)となる。メディアのルールというか、掟がありまして、不偏不党のルールがあり、公示前でも(CMやテレビ番組の)差し替えのタイムリミットが11日である(と言われていた)」と説明した。
この日はグレーのスーツに青いネクタイ、足元はいつも通り、素足に革靴、のノーソックス姿だった。